橋名板27枚が盗難 主にブロンズ製 山口・下関市、被害額を調査

AI要約

山口県下関市で橋名板が盗まれる事件が相次いで発生している。ブロンズ製の橋名板が計27枚盗まれ、市は被害総額を調査中。市民からの情報提供により発覚し、再発防止に向けた取り組みを強化する方針。

盗難が確認された橋名板は市北東部の三つの広域農道に設置されたものであり、被害が拡大している可能性がある。山口市でも同様の盗難事件が報告されており、警戒が必要。

市は被害に遭った橋の周辺を調査し、長府署に被害の届け出を行った。ブロンズ製の橋名板が何者かに盗まれる事件の背景や動機について詳細な調査が必要。

 山口県下関市は30日、市内の広域農道上の、市が管理する橋から橋名板計27枚が盗まれたと発表した。主にブロンズ製といい、市は同日、長府署に被害の届け出をした。被害総額は調査中。

 市によると、いずれも市北東部の三つの広域農道の橋の橋名板。29日に同市菊川町の七見橋の橋名板がなくなっていると、市民から菊川総合支所に情報提供が寄せられた。豊田総合支所などが30日に調査すると、七見橋(4枚)の他にも、河内橋(同)、奥山橋(同)、伊毛橋(同)、小野橋(同)、呉ケ畑新橋(同)、阿内高地橋(2枚)、桑ケ市橋(1枚)の盗難を確認した。

 橋名板の盗難は3月に山口市などでも発生している。市は「再発防止に向け、啓発と注意喚起を強化したい」としている。【柳瀬成一郎】