米中枢テロの司法取引を破棄 国防長官、被告の死刑回避見直し

AI要約

オースティン国防長官が米中枢同時テロを計画した主犯格ら3人との司法取引を破棄した

被告らは死刑を免れることで合意していたが、オースティン氏は取引を破棄し、責任を負った

約3千人が犠牲になったテロでの死刑回避に対し、遺族が反発していた

米中枢テロの司法取引を破棄 国防長官、被告の死刑回避見直し

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は2日、オースティン国防長官が2001年の米中枢同時テロを計画した主犯格とされるハリド・シェイク・モハメド被告ら3人との司法取引を破棄したと報じた。国防総省は7月31日、3人が有罪を認める代わりに死刑を免れることで合意したと発表していた。

 被告らはキューバのグアンタナモ米海軍基地の特別軍事法廷で公判前手続き中。同紙によるとオースティン氏は特別軍事法廷を監督する責任者を解任。事件は重要であり「決定に対する責任は私が負うべきだ」とした。約3千人が犠牲になったテロでの死刑回避に対し、遺族が反発していた。