バンス氏、不法移民問題で改めてハリス氏批判

AI要約

バンス上院議員がハリス副大統領を不法移民問題で批判し、彼女が何も対処しなかったと主張。

共和党はハリス氏に不法移民増加の責任があると主張し、一方ハリス氏は国境警備法案支持を強調。

ハリス氏はトランプ氏を批判し、トランプ氏は国境安全より自身のことに気を取られていると指摘。

バンス氏、不法移民問題で改めてハリス氏批判

Go Nakamura Ted Hesson

[ヘレフォード(米アリゾナ州) 1日 ロイター] - 米共和党副大統領候補のバンス上院議員は1日、民主党大統領候補指名が確実なハリス副大統領には不法移民の増加を許した責任があると改めて批判した。

バンス氏はメキシコ国境にあるアリゾナ州ヘレフォードにおける演説で、ハリス氏を「失敗した国境問題専門家」と呼び、関係当局と協力して不法移民の越境に対処すべきだったと主張。「ハリス氏は国境問題専門家として政府内のあらゆる機能の調整を託されたが、何もしなかった」と語った。

共和党側は、バイデン政権の下で不法移民が高水準に達したのは、この問題を任されたハリス氏のせいだとの印象を与える取り組みをしている。

一方ハリス氏は、今年議会に超党派で提案された国境警備強化法案を自身が支持していると強調した。共和党議員の大半は、トランプ氏がこの法案に反対表明すると、その意向を受けて否決に動いた。

ハリス氏は7月30日の演説で「トランプ氏は国境の安全など気にかけていない。彼が気にしているのは自分のことだけだ」と切り捨てた。