シー・シェパード創設者引き渡し 日本政府がデンマークに要求
日本政府がデンマーク自治領、グリーンランドで拘束された反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者に身柄の引き渡しを要求したことが判明。
ポール・ワトソン容疑者は2010年の調査捕鯨の監視船航行妨害の疑いで国際手配中で、グリーンランドで拘束されている。
デンマーク司法省が15日に身柄拘束の継続を判断し、その後引き渡しをめぐる裁判が行われる見込み。
デンマーク自治領、グリーンランドで拘束された反捕鯨団体「シー・シェパード」の創設者の男について、日本政府がデンマーク側に身柄の引き渡しを要求したことが分かりました。
デンマーク司法省は1日、日本の当局から「シー・シェパード」の創設者、ポール・ワトソン容疑者(73)の身柄引き渡しの要請書を受け取ったと明らかにしました。ワトソン容疑者は2010年に日本の調査捕鯨の監視船の航行を妨害したなどの疑いで国際手配されていて、7月21日、デンマーク自治領のグリーンランドで警察に拘束されました。
ワトソン容疑者は現在もグリーンランドで拘束されていて、15日に行われる裁判で身柄の拘束を続けるかどうかの判断が下される予定です。その後、デンマーク司法省がワトソン容疑者の日本への引き渡しを拒否する理由がない場合には、グリーンランドで引き渡しをめぐる裁判が行われる見込みです。(ANNニュース)