シーシェパード創設者引き渡し 日本側から要請 デンマーク

AI要約

デンマークの法務省は日本からポール・ワトソン容疑者の引き渡し要請を受けたことを明らかにした。

ワトソン容疑者は逮捕され、現段階では引き渡し要求を拒否する根拠がないと判断されている。

デンマーク法務省が最終的な引き渡し判断を下すことになる。

シーシェパード創設者引き渡し 日本側から要請 デンマーク

【AFP=時事】デンマークの法務省は1日、反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society)」の創設者、ポール・ワトソン(Paul Watson)容疑者(73)について、日本側から引き渡しの要請を受けたことを明らかにした。

 ワトソン容疑者は先月21日、日本の海上保安庁が請求・取得した逮捕状に基づきデンマーク自治領グリーンランドで逮捕された。

 デンマーク法務省は「現段階において、引き渡し要求を事前に拒否する根拠があると判断されない限り」グリーンランド警察に案件を送付すると述べた。

 また送付された場合には、警察はグリーンランドに適用される法律にのっとっているかを含め「引き渡しの根拠の有無」を調査することになると説明した。

 ただ、ワトソン容疑者の引き渡しについては、デンマーク法務省が最終的に判断することになると付け加えた。【翻訳編集】 AFPBB News