ニコラ・ペルツ、愛犬のチワワを虐待死させたとしてトリマーを訴える

AI要約

ニコラ・ペルツ・ベッカムが愛犬のチワワ、ナラの死を巡りトリマーとペットサロンを提訴。

ナラが施術後に急変し死亡、トリマーの虐待が原因と主張。

ニコラは動物の権利に取り組み、同様の悲劇を防ぐため法改正を望む。

ニコラ・ペルツ、愛犬のチワワを虐待死させたとしてトリマーを訴える

今年6月に愛犬のチワワ、ナラを亡くしたニコラ・ペルツ・ベッカム。死の直前にナラの施術をしていたトリマーとその会社を提訴した。現地時間7月30日(火)にニューヨーク州ウェストチェスター郡最高裁判所に訴状を提出したことが明らかになった。雑誌『ピープル』が報じている。

ニコラが訴えたのはトリマーのジョニー・セバリョスと彼が働いていたペットサロン、ハウンドスパのオーナー、デボラ・ギテルマン。訴状によるとナラが死亡した6月15日、セバリョスは施術用のバンでニコラの家に来ると、家の外に車を停めてその中でナラの施術を行った。ニコラは「ナラは幸せで健康な犬として施術用のバンに乗り込んだが、激しい身体的苦痛を負った状態で戻ってきた。ケガを負い、呼吸は荒く息をするとゼイゼイと音が鳴り、胸が上下していた」と主張、セバリョスの「意図的かつ悪意ある犬への虐待」がナラの死の理由であるとしている。また彼が「動物を繰り返し虐待している」という苦情をこれまで受けていたにも関わらず、ハウンドスパが彼を雇い続けていたことを「無謀かつ悪質な行為」だと非難、この会社の経営者も訴えている。

訴状によるとニコラは正常に呼吸ができない状態で戻ってきたナラを見て、車で15分のところにある獣医のところに急いで連れて行った。医師はナラに「舌が青くなり肺に水が溜まっている。神経系が損傷を受けている」という診断を下した。「ナラは酸素吸入器に入れられ治療を受けた。ニコラはつらい気持ちで愛犬が苦しむのを目の当たりにした」「目の前でナラが亡くなったことで、ニコラは精神的な苦痛を経験した」と訴えている。「この訴訟はペットを虐待するものの責任を追及し、飼い主、そして彼らが愛する犬やペットたちに対する保護が欠けていることを明らかにするものだ」とコメント、今後同じような悲劇が起きるのを防ぐための訴訟だと説明している。

ナラが亡くなってから、ニコラはその死の原因がトリマーやペットサロンにある可能性を疑い、弁護士を雇って調査を続けてきた。SNSでそのことをフォロワーに報告しつつ、トリマーやペットサロンが調査に協力的ではないことも明らかにしていた。提訴した後、彼女は雑誌『ピープル』に声明を発表。「定期的なものになるはずだった施術の後に私の愛犬が突然死したことに私はとてもショックを受け、苦しんでいる」「同じ悲劇を経験した多くの人たちから恐ろしい話を聞き、胸が張り裂けそうになった。ナラのような事例がいかに多いかを知り、憤りを感じている」。

これまで動物の権利や福祉に取り組んできたニコラ。自分と同じような経験をする人が今後出てこないように「法律改正に取り組みたい」と語っている。「私は自分の人生の大半を犬たちを救うことに捧げてきた。このような恐ろしいことが多くの家族に起きるのを見過ごすことは私の良心が許さない」。トリマーやペットサロン側はまだコメントを発表していない。裁判で真実が明らかになることを祈りたい。