暴力疑われたNFL元選手の搭乗禁止、航空会社は「撤回済み」と弁明

AI要約

元NLFプレイヤーがユナイテッド航空搭乗禁止リストに掲載される事件で、航空会社がリストを取り消し、事件を謝罪

プレイヤーは搭乗員に暴力を振るったと主張され、手錠をかけられるも事件の状況を否定。弁護士は航空会社を提訴の準備

航空会社は適切な対応を模索中と主張。一方でプレイヤー側は依然として航空会社との戦いを宣言

暴力疑われたNFL元選手の搭乗禁止、航空会社は「撤回済み」と弁明

(CNN) 米プロフットボール(NFL)の元スター選手、テレル・デービス氏(51)が米ユナイテッド航空機の客室乗務員に対する暴力を疑われ、搭乗禁止者リストに掲載されたことに抗議している問題で、同航空は30日、リスト掲載はすでに取り消したとする声明を出した。

ユナイテッド航空は、機内でデービス氏に暴力を振るわれたと主張した客室乗務員についても、もはや雇用されていないと言明した。

デービス氏は13日、家族旅行でカリフォルニア州に向かっていたユナイテッド機内での問題行動を疑われ、到着時に手錠をかけられ連行された。同氏はその2日後、SNSへの投稿で、乗務員に氷を頼もうとして腕を軽くたたいただけだと反論し、不当な扱いを受けたと抗議していた。

デービス氏は30日、ユナイテッド航空から送られたという通知の写真をSNSに投稿した。従業員や乗客の安全を脅かす乗客を対象とした搭乗者リストに、同氏を掲載するとの内容だった。同氏は写真に、ユナイテッド側と闘い続けるとのコメントを添えていた。

これに対し、ユナイテッド航空は声明で、この通知は14日に送付したがすぐに撤回し、本人側にも翌日連絡済みだと説明した。同氏にはすでに謝罪し、同様の事態への対応を見直しているという。

一方デービス氏の弁護士は、通知の撤回を連絡したという説明は「明らかな間違い」だと主張。ユナイテッド側を提訴する準備を進めるとの構えを示した。