ロシア 北方墓参の枠組み“破棄”か 鈴木宗男氏「説明受けた」と明かす
AI要約
鈴木宗男参議院議員はロシアを訪問中、モスクワでロシア外務省幹部と面会し、北方墓参の枠組みが破棄されたことを説明を受けた。
ロシア側は2022年9月3日に墓参の枠組みを破棄したと述べ、ビザなし交流も停止中。
鈴木議員は、ロシア側と日本政府との認識に乖離があることについて懸念を示している。
ロシアを訪問中の鈴木宗男参議院議員は、モスクワでロシア外務省幹部と面会し「北方墓参の枠組みは破棄されている」と説明を受けたことを明かしました。
鈴木議員:
墓参について、ビザなし交流もあわせて、きょうのロシア側の説明は2022年9月3日をもって協定の効力は破棄された。ロシア側の受け止め、日本側の受け止めが違っていたら大変なこと。何が事実かをしっかりと確認するのが先だと思っている。
鈴木議員は30日、ロシア外務省のガルージン外務次官らと会談しました。
この中で鈴木議員は、ウクライナ侵攻などの影響で停止が続いている元島民らの墓参の再開を要請したところ、ロシア側から2022年9月3日に墓参の枠組みは破棄され、日本側に伝えているとの説明を受けたということです。
ロシア側はウクライナ侵攻後、元島民らがパスポートやビザなしで北方領土を訪問できる「ビザなし交流」を一方的に停止しました。
墓参に関しては、1986年の日本とソ連間の合意を維持しているとの認識を示し、日本政府も墓参の再開をロシア側に強く要請してきました。
鈴木議員は「ロシアと日本の認識に乖離があれば国益に関わる問題。何が事実かしっかり確認したい」と述べました。
また、故障したとされる歯舞群島の貝殻島灯台は、8月3日に修理が終わり、「安全を確認してから操業再開の手続きを行う」との説明を受けたということです。
