米MS、売上高が最高 クラウド成長継続 4~6月期

AI要約

米マイクロソフトが2024年4~6月期決算を発表。売上高は前年同期比15%増の647億ドルで過去最高を更新。クラウド事業の成長が貢献。

純利益は10%増の220億3600万ドル。しかし、株価は一時6%超下落。クラウド事業の増収率が低下し、アマゾン・ドット・コム、グーグルとの競争への懸念がある。

投資家の厳しい視線を受けているMS。クラウド事業に対する注目が高く、競争が激化している状況が浮き彫りになった。

 【シリコンバレー時事】米マイクロソフト(MS)が30日発表した2024年4~6月期決算は、売上高が前年同期比15%増の647億ドル(約9兆9000億円)で、四半期ベースの過去最高を更新した。

 生成AI(人工知能)の需要を取り込み、クラウド事業が成長を続けた。純利益は10%増の220億3600万ドルだった。

 ただ、MSの株価はこの日の米株式市場の時間外取引で、一時6%超下落した。クラウド事業の増収率が29%と、前四半期から2ポイント低下したことが売り材料になったもようだ。投資家は、同事業でのアマゾン・ドット・コム、グーグルとの競争に厳しい視線を注いでいる。