MSに補償請求を検討と報道 米デルタ航空、システム障害で

AI要約

デルタ航空が世界的なシステム障害により損害を被り、補償を求めてマイクロソフトとクラウドストライクとの関係を検討中。

システム障害により6千便以上が欠航し、数億ドルの損害が発生する可能性がある状況。

世界的なシステム障害はMSのOSウィンドウズの更新プログラムの欠陥が原因で発生し、幅広い業務に影響を及ぼした。

 【ニューヨーク共同】米CNBCテレビは29日、デルタ航空が世界的なシステム障害に伴う欠航などによって生じた損害について、マイクロソフト(MS)とIT企業クラウドストライクに補償を求めることを検討していると報じた。

 デルタはシステム障害からの復旧が遅れている。ロイター通信によると、これまで6千便以上が欠航し、業績への影響は数億ドルに上る可能性があるという。復旧の遅れを問題視し、米運輸省も調査に乗り出している。

 世界的なシステム障害は19日にMSの基本ソフト(OS)ウィンドウズ搭載のシステムで発生。ソフトの更新プログラムの欠陥が原因で、航空会社や医療機関など幅広い業務で支障が生じた。