インド外相、対中問題は2国間で解決 クアッドで過度の刺激避ける

AI要約

インドのジャイシャンカル外相は29日、中国との国境地帯での武力衝突以降、緊張が続いているが、問題は中印2国間で解決すべきだと述べた。

ジャイシャンカル氏は日本を訪問し、クアッドの外相会合に出席。クアッドの連携強化は、対中けん制を意図している。

中国を過剰に刺激しないように慎重に行動している様子がうかがえる。

 インドのジャイシャンカル外相は29日、2020年に中国との国境地帯で起きた武力衝突以降、中国と緊張関係が続いていると述べた上で、問題は「中印2国間で解決する」と語った。

 東京都内の日本記者クラブで会見した。

 ジャイシャンカル氏は日本、米国、オーストラリア、インド4カ国の枠組み「クアッド」の外相会合出席のため来日。対中けん制を念頭に置いたクアッドの連携強化が、中国を過度に刺激しないよう配慮した形だ。