金正恩氏が薬を探している? 体重140キロで超高度肥満 韓国国情院

AI要約

北朝鮮の金正恩氏が高血圧や糖尿病の治療薬を探しているとの情報が国情院で報告された。

金正恩氏が体重過多で心臓疾患がリスクにあり、新たな治療薬を検討しているとみられる。

同時に北朝鮮はミサイル開発を強化し、ロシアとの連携や労働者派遣の可能性も指摘されている。

金正恩氏が薬を探している? 体重140キロで超高度肥満 韓国国情院

 韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は29日、北朝鮮が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が服用するための、高血圧や糖尿病に効く新たな治療薬を探しているとの情報があったと国会の委員会で報告した。出席した議員らが明らかにした。

 国情院は、金正恩氏の体重が140キロに達しているとみられ、超高度肥満で心臓疾患のリスクが非常に高い状態にあると分析した。30代前半から高血圧と糖尿病の症状が見られ、「既に使用している薬ではない、他の薬を探す動向が捉えられた」という。

 ミサイル開発を巡っては、北朝鮮は今年に入り14回48発のミサイルを発射しており、戦略巡航ミサイルや極超音速ミサイルなど、短距離、中距離ミサイルの強化に集中していると指摘。5月下旬に打ち上げに失敗した、軍事偵察衛星を載せたロケットについては、飛行機などのジェット燃料としても使われる「ケロシン」などを初めて使用したことなどから、「ロシアから支援を受けたエンジンである可能性が高い」と判断した。

 これに対し、北朝鮮側は建設や農業分野などの労働者をロシアへ派遣する準備をしているとの分析も明らかにした。

 北朝鮮が5月下旬から飛ばしているごみ風船については、10回で約3600個にも上ったと集計した。【ソウル日下部元美】