五輪開会式の演出が物議呼ぶ 「最後の晩餐」モチーフ巡り

AI要約

パリ・オリンピックの開会式での演出が、キリスト教団体から批判を受けている。レオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」をモチーフにしたパフォーマンスが、キリスト教をややしているとされた。

演出は、エッフェル塔近くの橋で行われ、ドラッグクイーンらが女装して「最後の晩餐」の構図を再現。これに対し、カトリック司祭の団体やイーロン・マスク氏からも批判が相次いでいる。

一部の視聴者からは、キリスト教に対する敬意を欠いているとの指摘が出され、物議を醸している。

五輪開会式の演出が物議呼ぶ 「最後の晩餐」モチーフ巡り

 パリ・オリンピックの開会式の一部の演出を巡り、キリスト教団体などから批判が出ている。イエス・キリストが処刑の前夜に弟子たちと食卓につく場面を描いたレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」をモチーフにした場面が「キリスト教をやゆしている」と受け止められたためだ。

 物議を醸しているのは、26日の開会式でエッフェル塔近くの橋で演じられたパフォーマンス。女装して踊る「ドラッグクイーン」らが「最後の晩餐」の構図を再現した。

 これに対し、フランスのカトリック司祭の団体は「残念ながらキリスト教をからかう場面が含まれていた。深く残念に思う」との声明を発表。実業家のイーロン・マスク氏もX(ツイッター)で「キリスト教に対して極めて敬意を欠いている」と投稿した。【パリ金子淳】