パリ五輪 警備の緊張感高まる フランス軍がドローン攻撃対策
パリオリンピック™のテロ対策は重要な課題であり、フランス空軍はドローン攻撃を防ぐための準備を進めている。
開会式の夜にはパリ周辺の空域が閉鎖され、20機のヘリコプターが巡回し、不審なドローンを監視。検知システムによってリアルタイムで動きを把握し、必要に応じて制止する。
オリンピックムードと共に警備の緊張感が高まる中、フランス空軍は空からの脅威からオリンピック会場を守るために最善を尽くす。
今週開幕するパリオリンピック™では、テロ対策が大きな課題です。フランス空軍はドローンなどによる攻撃を未然に防ぐための準備を進めています。
今週開幕するパリオリンピック。多くの競技が野外の有名観光地で行われるほか、セーヌ川での開会式は、史上初めてスタジアム以外の場所での開催で、テロ対策が大きな課題です。
フランス軍はオリンピックとパラリンピックのために特別チームを編成。26日の開会式の夜にはパリを中心に半径150キロメートルの空域が閉鎖され、ヘリコプターなど20機が巡回します。
記者
「こちらは大会用に特別に設置された監視ルームです。不審なドローンが飛んでいないかどうか目を光らせています」
画面上で、白で表示されているのがパリ市内で検知されているドローンです。
基地内の監視ルームでは、検知システムによって街中に飛んでいるドローンの動きをリアルタイムで把握しています。不審なものがあれば、妨害電波によって制止させるということです。
フランス空軍 アルノー・ブルギニョン准将
「週末には選手村に近づこうとしていた複数のドローンを制止しました。私たちはドローンを含む空からのあらゆる脅威からオリンピック会場を守る必要があります」
パリでは、オリンピックムードの上昇ともに警備の緊張感も高まっています。