「だから子どもは生まない」…韓国の出産女性、2人に1人は仕事やめる
韓国で出産後5年以内に離職する女性が47.1%に達する分析結果が出た。男性には影響がなかったが、女性の雇用率は結婚・出産後に減少し、10年後には過半数が働いていない状況だという。
結婚後4年までの女性の雇用率減少は39%、5年後から10年まででは49.4%。出産後4年までの雇用率減少は47.1%であり、家事・育児の負担により仕事を辞める傾向が強いと指摘されている。
韓国の研究結果は、結婚や出産による雇用への影響が女性に大きなペナルティーを与えており、家庭と仕事の両立に課題があることが示唆されている。
【07月27日 KOREA WAVE】仕事をしていた女性が出産から5年以内に離職する割合が韓国では47.1%に達することという分析結果が出た。
韓国開発研究院のキム・ミンソプ研究委員が1998~2021年の資料をもとに結婚と出産が労働市場に及ぼす影響を分析した。
その結果、男性は結婚・出産と雇用率・勤労時間に有意な変化はなかったが、女性は雇用率が相当減少していた。
女性の結婚後の雇用率減少は4年までが39%、結婚から5年後から10年までが49.4%だった。これは結婚前に働いていた女性10人のうち5人が10年後には働いていないことを意味する。
出産の影響をみると、雇用率減少は4年までが47.1%、5年後から10年までが43.4%に達した。
キム研究委員は「韓国は結婚後の雇用率の側面でペナルティーが大きい。結婚や出産で勤労者が家事・育児の負担を背負わなければならない場合、仕事を辞めるしかない傾向がある」と述べた。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News