中国外相とASEANの外相らがラオスで会議 南シナ海の問題について議論か
中国の外相とASEAN=東南アジア諸国連合の外相らとの会議がラオスで行われ、南シナ海の領有権をめぐる問題について議論が行われた。
会議では、中国とASEANの関係の緊密さが強調され、南シナ海の「行動規範」について話し合われた。
中国とフィリピンの対話や、ベトナムなどとの対立も注目されており、今後の動向が注目されている。
中国の外相とASEAN=東南アジア諸国連合の外相らとの会議がラオスで行われました。領有権をめぐって争いが起きている南シナ海の問題について議論が行われたとみられます。現地から中継です。
東南アジアのラオスのこちらの会場では、さきほどまで中国の王毅外相とASEAN加盟国外相らとの会議が行なわれていました。会議の冒頭、王毅外相はASEANとの関係の良さをアピールしました。
中国 王毅 外相
「中国とASEANの経済・貿易関係はますます緊密になっていて、中国は15年連続でASEAN最大の貿易相手国であり続けています」
会議では、南シナ海の領有権をめぐる紛争を防ぐための「行動規範」を作る作業について議論が行われたものとみられます。また、今回の国際会議では対立を深めている中国とフィリピンが対話を行うかも注目されています。
中国 王毅 外相
「(Q.フィリピンとの会談はありますか?)調整中です」
また、フィリピン以外にも、ベトナムなども領有権をめぐって中国と対立していて、そうした国が今後、どのような立場を示すのかも注目です。