「民主主義守ることは肩書より重要」バイデン氏が撤退表明後に初演説
11月の米大統領選から撤退を表明したバイデン大統領が初めて国民向けに演説し、民主主義の重要性を強調した。
バイデン氏はトランプ前大統領の再選阻止のため、ハリス副大統領の支援に力を入れる意向を示していた。
ホワイトハウスの大統領執務室で行われた演説ではバイデン氏が強い姿勢を見せた。
11月の米大統領選から撤退を表明したバイデン大統領(81)が24日夜、ホワイトハウスから国民向けに演説した。21日に選挙戦から退くことを明らかにして以降、バイデン氏が演説するのは初めて。
バイデン氏はホワイトハウスの大統領執務室で演説し、全米に放映。「民主主義を守ることは肩書よりも重要だ」と語った。
バイデン氏は22日に選挙陣営の会合に音声だけで参加し、共和党の指名候補となっているトランプ前大統領(78)について「民主主義への脅威だ」と位置づけ、トランプ氏の再選を阻止するため、ハリス副大統領(59)の支援に力を入れる意向を示していた。