韓国消費者信頼感、7月は2年3カ月ぶり高水準 インフレ懸念後退で

AI要約

韓国銀行が7月の消費者信頼感指数が2年3カ月ぶりの高水準になったことを公表。

支出見通しが改善し、インフレ懸念が後退したことが要因。

インフレ期待は2.9%で低下し、中央銀行は利下げへの備えを検討している。

韓国消費者信頼感、7月は2年3カ月ぶり高水準 インフレ懸念後退で

[ソウル 24日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が24日公表した月次調査によると、7月の消費者信頼感指数は2年3カ月ぶりの高水準となった。インフレ懸念の後退で支出見通しが改善した。

7月の消費者信頼感指数は前月の100.9から103.6に上昇し、2022年4月以来の高水準だった。

消費者の支出見通しを示すサブ指数が最大の押し上げ要因となり、現在の景況と将来の経済見通しを示す指数も高かった。

向こう1年間のインフレ期待(中央値)は2.9%で前月の3.0から低下し、22年3月以来最低となった。

中銀は今月、6月のインフレ率が11カ月ぶり低水準の2.4%となったことを受け、利下げへの方向転換に備える時期になったと指摘。ただ、なお一段の根拠が必要とも述べた。