インド、総選挙後初の予算は雇用創出や中間層支援に重点

AI要約

インドのシタラマン財務相は、モディ政権の総選挙後初の予算が雇用創出や中間層支援に焦点を当てた内容であることを述べた。

雇用創出のために2兆ルピーが割り当てられ、製造業などの企業に雇用関連のインセンティブが提供される予定。

技能向上プログラムや高等教育向け融資の補助など、さまざまな施策が打ち出される見通しである。

インド、総選挙後初の予算は雇用創出や中間層支援に重点

Sarita Chaganti Singh Nikunj Ohri

[ニューデリー 23日 ロイター] - インドのシタラマン財務相は23日、モディ政権の総選挙後初となる予算が雇用創出や中間層支援に重点を置いた編成になると述べた。

今後5年間の雇用創出に2兆ルピー(240億ドル)を割り当て、製造業を含む企業に雇用関連のインセンティブを提供するとした。

技能向上プログラムや高等教育向け融資の補助といった施策も打ち出す。

今月発表の政府統計によると、2017/18年度以降、インドでは毎年2000万人分の新規雇用機会が創出されているが、民間のエコノミストによると、この数字の大部分は自営業や農場の臨時雇用が占めており、正規雇用ではないという。

総選挙でモディ首相率いる与党インド人民党(BJP)は単独過半数を確保できず、連立を組んで政権を維持した。