フィリピン中銀、年内利下げの見通し インフレ緩和で=財務相

AI要約

フィリピンのレクト財務相は、インフレ緩和を受けて政策金利が年内に引き下げられる見通しを示した。

中央銀行が引き下げ時期を決定すると述べたレクト氏は、GDPの成長率を6%に期待している。

中銀はインフレ緩和が見込まれるため、利下げに踏み切る可能性があり、政府経済成長目標は6─7%。

フィリピン中銀、年内利下げの見通し インフレ緩和で=財務相

[マニラ 23日 ロイター] - フィリピンのレクト財務相は23日、インフレ緩和を受けて政策金利は年内に引き下げられるとの見方を示した。ただ引き下げ時期は中央銀行が決定すると述べた。

中銀金融政策委員会のメンバーでもあるレクト氏は、第2・四半期の国内総生産(GDP)伸び率が家計消費と政府支出にけん引されて6%になるよう期待していると述べた。

中銀は過去6会合連続で金利を6.5%に据え置いているが、コメの輸入関税が35%から15%に引き下げられることから下半期にインフレが緩和すると見込んでおり、先に8月15日の会合で25ベーシスポイント(bp)の利下げに踏み切る可能性を示唆していた。

2024年の政府経済成長目標は6─7%。