コロナ感染にかけたSNS投稿、「資金集めに貢献」 バイデン陣営

AI要約

バイデン氏が新型コロナに感染し自宅隔離中であるが、容体落ち着いており公務や選挙活動を続ける。陣営が寄付を募るためにSNS投稿し、大きな反響を得た。

投稿では、バイデン氏が病気であることに引っ掛けて金持ち連中の選挙干渉を批判し、寄付へのリンクも提示された。投稿は多くの視聴を集め、大きな資金を集めることに成功した。

陣営は寄付額は明らかにしていないが、以前よりも多くの資金を集めたと報告。民主党の支持を訴えるために、独創的な手法を用いていると指摘されている。

(CNN) バイデン米大統領の選挙陣営は18日、バイデン氏が新型コロナウイルスに感染したことに引っ掛けてSNSに投稿したところ、多額の寄付が集まっていることを明らかにした。

陣営によると、バイデン氏はデラウェア州の自宅で自主隔離している。容体は落ち着いており、ネットを通じて引き続き公務や選挙活動を行うという。

前日のバイデン氏の新型コロナ陽性判定の発表直後に、陣営はバイデン氏のX(旧ツイッター)のアカウントで「I’m sick(私は病気だ)」と投稿し、多くの人の注意を引くことに成功した。

最初の投稿から3分おいて「of Elon Musk and his rich buddies trying to buy this election」と続け、投稿は「イーロン・マスクら金持ち連中が選挙を買収しようとしていることにうんざりしている」という意味になった。二つめの投稿には、バイデン陣営に寄付できるサイトのリンクも貼られていた。

18日午前の時点で、最初の投稿は1億3300万回、続く投稿は1800万回閲覧されている。陣営によると、この1年以上で最も選挙資金集めに貢献したSNS投稿の一つとなり、トランプ前大統領の不倫の口止め料をめぐる裁判の有罪評決後の投稿に次ぐ資金を集めたという。

陣営は今回の投稿で集まった額は明らかにしなかった。だがこうした動きは、バイデン氏の大統領選への出馬が懸念され、民主党の大口献金者が様子見している中で、陣営がひねりを効かせた手法で人々に支持を訴えようと腐心していることを浮き彫りにしている。