3日順延のお陰で合流できた選手も 高校野球長崎県大会
長崎大会が3日遅れで開幕し、上五島高校が初戦を5回コールド勝ちで制す
雨で順延が続いた大会で、感染した選手も復帰し、母親の涙と応援に支えられる
次の試合は優勝候補の長崎日大と対戦、地域の期待に応えようとする上五島高校
雨で順延が続いていた夏の高校野球長崎大会は、当初の予定から3日遅れで16日試合が始まりました。延泊を余儀なくされていた上五島高校は、ビッグNスタジアムの第一試合に登場しました。
ようやく雨が上がり、3日遅れで迎えた開幕試合。
延泊に次ぐ延泊をへて初戦に臨んだ上五島ナインを、島からの応援団が後押しします。
「お願いします!」
1回、上五島はランナーを1・3塁に置き3番田邊選手の犠牲フライで先制点を奪います。
2回に打席に立ったのは濱原結人選手。
大会開幕直前に新型コロナウイルスに感染し、出場が危ぶまれていましたが、雨で順延が続いたことでチームへの復帰が叶いました。
濱原選手の母・久美さん:
「(感染が分かり)私が泣きました。本人も涙目だったんですけど。もう最悪って言って。応援に来続けてた甲斐があったなーて思いました」
(応援ノイズ)その後も得点を重ねた上五島は5回、2番・江口選手の2点タイムリーなどで相手を突き放します。
打線が爆発した上五島は2ケタ安打で3校連合チームに10対0の5回コールド勝ちをおさめ、2回戦進出を決めました。
保護者応援団「おめでとう!」
主将の父入江哲史さん:
「子どもたちもやっとプレーできるっていうのがあって、走りまわってる姿を見られてよかったです」
上五島高校入江翔主将:
「地域の方とか上五島で応援してくれてる方もたくさんいらっしゃるので、その方たちに勝利という形で恩返し出来たらなと」
上五島の次の試合は18日、諫早市第一野球場で第1シードの優勝候補長崎日大と対戦します。