米共和議員ら、シークレット・サービス長官に詰め寄る 党大会

AI要約

共和党全国大会でのトランプ前大統領の暗殺未遂事件を巡る議員とシークレット・サービスのやり取りが激化

議員らがシークレット・サービスに質問を迫り、チートル長官は批判を無視

米国民や議会共和党が事件の調査を求める中、チートル長官はシークレット・サービスの責任を認める

米共和議員ら、シークレット・サービス長官に詰め寄る 党大会

(CNN) 米ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれている共和党全国大会の会場で17日夜、同党の上院議員らがシークレット・サービス(大統領警護隊)のチートル長官につきまとい、トランプ前米大統領の暗殺未遂事件をめぐり、「質問に答える義務がある」と迫る一幕があった。

テネシー州選出のマーシャ・ブラックバーン議員は「これは暗殺未遂だ。人々やトランプ氏の疑問に答える義務がある」とチートル氏に向けて怒鳴りつけた。チートル氏は議員らの批判を無視して歩き続けた。

何も応じないチートル氏に対し、上院の共和党指導部の一人、ジョン・バラッソ議員は「時間稼ぎ行為だ」となじった。

ブラックバーン氏はその後「米国民はシークレット・サービスに答えを求める権利がある」とX(旧ツイッター)に投稿した。

国土安全保障省(DHS)の監察官室は同日、13日に発生したトランプ氏暗殺未遂事件をめぐる状況を調査中だと発表した。この事件については議会共和党も独自に調査するとしている。

チートル氏は16日にCNNのインタビューに応じ、暗殺未遂が発生した会場での警護についてはシークレット・サービスが「全責任を負っている」と述べた。