トランプ氏“ライバル”集結…共和党大会で党の結束訴える “トランプ旋風”中国でTシャツ発売 インドでは"悪魔払い”の儀式も

AI要約

アメリカで行われた共和党大会において、トランプ氏が再び登場し、熱狂的な支持を受けた。他のライバル候補も参加し、党の結束を図った。

会場では、トランプ氏がサプライズで現れ、支持者に拳を挙げて応える姿が見られた。さらに、党内の団結を訴える著名なメンバーも登場し、緊張感が漂っていた。

トランプ氏の銃撃事件の余波は世界に広がり、中国やインドでも関心が高まっており、各国の対応や市場動向にも影響を与えている。

トランプ氏“ライバル”集結…共和党大会で党の結束訴える “トランプ旋風”中国でTシャツ発売 インドでは

アメリカで17日、共和党大会2日目にトランプ氏が再び登場し、熱狂的な支持を受けた。

大会には、フロリダ州知事のデサンティス氏や元国連大使のヘイリー氏など、かつてのライバルも参加し、党の結束を訴えた。

アメリカの大統領選挙に向けた共和党大会2日目は、トランプ氏も会場に姿を見せる中、大統領候補者レースを争ったトランプ氏のライバルが次々に登場し、党の結束を訴えた。

トランプ氏は、2日連続で党大会にサプライズで登場。

青いネクタイを締めて現れ、前日と同じく右耳には白いガーゼのようなものをつけ、熱狂する支持者らに何度も拳を上げて応えていた。

また、大統領候補者指名で争ったフロリダ州知事のデサンティス氏や、トランプ氏と最後まで争い「反トランプ」の受け皿だったヘイリー元国連大使が登場し、共和党内の団結を呼びかけた。

ヘイリー氏は本来、党大会に招待されていなかったが、暗殺未遂事件後にトランプ氏が出席を要請したということで、自身の求心力を高める狙いもありそう。

共和党大会の会場周辺のグッズ販売店では、暗殺未遂事件で銃撃後に拳を突き上げるトランプ氏のTシャツなども登場し、早速購入する人も見られた。

トランプ氏は、最終日の18日に演説を行う。

ここからは、フジテレビ・立石修 解説委員室長が解説する。

青井 実 キャスター:

共和党大会でもグッズが売られていますが、トランプ氏が銃撃され、そして生還したことの余波は世界各地に広がっていますね。

立石修 解説委員室長:

トランプ氏が強硬姿勢で臨んでいる中国では、広東省に住む男性が、早速トランプ氏の写真を使ってTシャツを作って、ネット通販を始めました。男性は「絶対に売れると確信している」と話しています。

青井 キャスター:

ーー中国でも市民の間では、人気が出そうですか?

立石 解説委員室長:

決して、人気があるわけではありません。皮肉なことですが、結局アメリカで売られているトランプグッズは、中国からの輸入品が多いです。これらのTシャツも、アメリカでの販売を狙っていると思われます。

インド・ニューデリーではヒンズー教の僧侶が、トランプ氏のために悪魔払いの儀式を行っていました。

インド・モディ政権は、トランプ氏の返り咲きを歓迎しています。インドは、ロシアとも中立の関係ですが、トランプ氏はバイデン大統領よりロシアを敵視しないと見ています。

またインドは、中国とも緊張関係にありますが、トランプ氏になれば、アメリカは中国により強硬姿勢をとるのではと期待しています。こういった現象から、各国のトランプ氏との距離感も見えてきます。

株価も日本やアメリカで防衛産業や銃器関連企業の株が上昇して、“トランプトレード”と呼ばれる影響が出ています。経済や文化へ与えるインパクトも大きい状況です。

(「イット!」 7月17日放送より)