G20、共同声明採択に期待 主要問題で合意提示を IMF幹部

AI要約

IMFのパザルバシオグル戦略政策審査局長は、G20財務相・中央銀行総裁会議での共同声明採択に期待を示す。

共同声明の取りまとめは痛みを伴うプロセスだが、重要な問題に関する協調と合意の良い示唆である。

G20財務相会議での共同声明採択は、ロシアや中国を含む対立が深刻化する中、難しさを増している。

 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のパザルバシオグル戦略政策審査局長は17日、一部記者団に対し、来週25日に開幕する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で3会合ぶりとなる共同声明の採択に期待を示した。

 

 パザルバシオグル氏は共同声明の取りまとめは「常に痛みを伴うプロセスだ」としつつも、「G20諸国が主要な問題に関して協調し、合意を示すのは良いことだ」と語った。

 G20にはロシアや中国も含まれる。ロシアのウクライナ侵攻など地政学的な対立が深刻化する中、財務相会議での共同声明採択は難しさを増している。