エヌビディアのフアンCEOは、自社がシスコやサンのようになることを恐れている(海外)

AI要約

ジェンスン・フアンは、エヌビディアの成功の裏で不安を感じている。

エヌビディアがシスコやサンと同じ運命を辿らないよう慎重に動いている。

テック企業の衰退の歴史を踏まえ、フアンは将来に不安を感じている。

エヌビディアのフアンCEOは、自社がシスコやサンのようになることを恐れている(海外)

ジェンスン・フアンは、世界で最も価値のある企業のトップの座を、快適とは感じてない。

The Informationによると、フアンはエヌビディアにシスコやサンと同じ運命を辿らせたくないと考えている。

この2社は、90年代には絶好調だったが、インターネットバブルが崩壊した際、破綻した。

ジェンスン・フアンの比類なき成功には、多くの不安が伴っている、と報じられている。

エヌビディア(Nvidia)の共同創業者でCEOのジェンスン・フアンのロック・スターのような(テック界のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)と呼ばれている)存在感は、会社の空前の富に相応しい。

レザージャケットがレードマークのフアンCEOは最近、台湾で行われたITイベントで女性の胸元にサインしている姿を撮られた。創業31年のエヌビディアは、6月18日に時価総額3兆3380億ドル(約527兆803億円)で、マイクロソフト(Microsoft)を僅差で上回り、世界で最も価値のある企業となった。

だがThe Information(ジ・インフォメーション)が報じたところによると、61歳のフアンはその裏でエヌビディアの行く末を案じており、テック界のかつての大手企業、シスコ(Cisco)やサン・マイクロシステムズ(Sun Microsystems)と同じ運命を辿らせたくないと同僚らに漏らしているという。

1993年に創業し、1999年にゲーミングシステムのGPU、「GeForce」の製造を始めたエヌビディアは、過去には失敗もあったとThe Informationは報じており、自動運転車向けのソフトウェアへの試みもこれに含まれるという。

AIブームに大きなパワーを与え、今を時めくエヌビディアのチップに、差し迫った減速の兆しはない。

だが、テック企業の衰退の歴史を見ると、運命がいかに簡単に変わるかがよく分かる。