スマホ激戦地のインド訪れたサムスン電子会長「勝負根性で歴史作ろう」

AI要約

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が、インドを訪れた。彼は最大企業リライアンス・インダストリーズのムケシュ・アンバニ会長の息子の結婚式にも出席し、インドの現地法人を訪れた。

インドは急速な経済成長で世界的企業に魅力的な市場となっており、サムスン電子はスマートフォン・家電市場で1位の座を守っている重要な市場である。

中国に代わる生産基地としても注目されているインドにおいて、サムスン電子は多くの工場や研究所を運営し、優秀な人材を活用している。

スマホ激戦地のインド訪れたサムスン電子会長「勝負根性で歴史作ろう」

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が、世界のスマートフォン・家電市場の激戦地として浮上しているインドを訪れた。サムスン電子が14日に明らかにしたところによると、李会長は11日から4日間にわたりインド最大の経済都市ムンバイに滞在しIT市場の現況を視察した。

李会長はインド最大企業リライアンス・インダストリーズのムケシュ・アンバニ会長の末の息子の結婚式出席のためインドを訪問した。リライアンス・インダストリーズは通信、ガス、石油、繊維、製薬などの事業を行っており、アンバニ会長との協力はサムスン電子のインド事業にも影響を及ぼしそうだ。インドの通信最大手リライアンスジオは現在全国のLTEネットワークに100%サムスンの基地局を使っている。アンバニ会長の末の息子が今回結婚式を挙げたジオワールドセンターもサムスン物産が作った。2014年に6億7800万ドルで受注したこの建物は敷地面積だけで7万5000平方メートルに達するインド最大規模のコンベンションセンターだ。

保有財産1200億ドル(約19兆円)のアンバニ会長はアジア最高の富豪で、今回の末の息子の結婚式のために6億ドルを使ったという。結婚式には李会長をはじめアドビのシャンタヌ・ナラヤン最高経営責任者(CEO)、HSBCのマーク・タッカー会長、アラムコのアミン・ナーセルCEO、ロッキード・マーチンのジム・テイクレットCEO、ボリス・ジョンソン元英国首相、スティーブン・ハーパー前カナダ首相ら世界的な有名人が大挙参席した。李会長は2018年12月にアンバニ会長の娘、2019年3月には長男の結婚式にも参加している。

李会長は12日から2日間にわたり続いた結婚式に参加する一方、サムスン電子現地法人を訪れ社員らと懇談会を持ち「熾烈な勝負根性と切迫さを歴史にしよう」と呼び掛けた。

インドは最近急速な経済成長で世界的企業にとって魅力的な消費市場として浮上している。世界の人口の約17%の14億4000万人を持つ人口大国であり、平均年齢29歳と若い消費者が多い。最近20~30代の若い層を中心にスマートフォン・家電市場でプレミアム製品消費が急増している。インドのスマートフォン・テレビ市場で1位の座を守っているサムスン電子には重要な市場だ。

若くて優秀な人材も魅力要素だ。最近では中国に代わる世界的生産基地として注目されている。サムスン電子はインドのノイダにスマートフォン工場、チェンナイに家電工場、ノイダとベンガルールとデリーに研究所、デリーにサムスンデザイン、グルガオンに販売法人、販売店20万カ所などを運営している。現地採用人材だけで1万8000人に上る。

サムスン電子関係者は「インドは優秀な人材が豊富で人材需給の側面で核心地域。ノイダ、ベンガルール、デリーにある研究所ではサムスン電子主力製品の核心機能を共同開発している」と話した。