AI関連の仕事につくために必要なスキルとは（海外）

企業がAIを利用して競争力のある製品を作ろうとするにしたがって、AIスキルの需要は高まっている。

AIの専門知識があれば、テック大手やスタートアップでの高給なポジションや大幅な昇給に繋がるかもしれない。

企業がAI関連のポジションに求める、鍵となるスキルを紹介する。 

求人市場において、AIスキルの需要が高まっている。ライバル企業との競争や業務効率の向上のために、このテクノロジーを活用しようと考える企業が増えているためだ。

AIの専門知識があれば、テック大手やスタートアップでよいポジションに就き、大幅な昇給を得ることができるかもしれない。

AI人材派遣会社ムーンハブ（Moonhub）の創業者でCEOのナンシー・シュー（Nancy Xu）はBusiness Insiderに対し、「AIアプリを構築することのできる技術総合職、それに新分野、例えばAI研究、大規模言語モデル（LLM）のトレーニングや調整、機械学習インフラの展開」といった分野の人材の需要が増加していると語った。

シューによると一部の企業は、AI人材を勝ち取るために一層の努力をしているという。「CEO自ら候補者のもとへ飛んで行っての契約成立、平均を大きく上回る契約金や業績に応じた賞与、新たな株式インセンティブ制度、個人に合わせた福利厚生などが出てきている」とシューは述べた。

グローバル人材ネットワークのエッジ（Edge）のCEO、イフィ・ワーラ（Iffi Wahla）によると、技術者で最近最も給料が高いのはデータ・サイエンティストで、その理由の1つは、どんなビジネスにおいてもデータを理解し、そこから価値を引き出すことのできる人材を必要としていることだという。

企業は社内全体にAIスキルを広めたいと考えており、プロンプト・エンジニアリングや生成AIのような技術のバックグラウンドがあったり、トレーニングを受けていたりする人は、仕事のチャンスや給料が増えるだろうとワーラは付け加えた。

AI関係の高給職に就くことができるかもしれない、今最も求められているスキルを以下に紹介する。

金融サービス会社のUSAAでデータ・サイエンスのディレクターを務めるアスウィニ・ソータ（Aswini Thota）はBusiness Insiderに対し、データ・サイエンティストやAIエンジニアを採用する際、3つのポイントに基づいて候補者を評価すると語った。それは技術力、ビジネス・センスとコミュニケーション能力、そして革新性だ。