UNRWA、学校の7割が被害 イスラエルがハマス攻撃強化示唆

AI要約

国連パレスチナ難民救済事業機関は、ガザの学校がイスラエル軍の攻撃で被害を受け、避難所として利用されていることを報告。

イスラエル首相がハマスによる人質奪還の圧力を強める考えを示唆し、攻撃強化の意向を表明。

UNRWAによると、死者が539人に達するなか、紛争の影響が深刻化している状況。

 【エルサレム共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は16日、パレスチナ自治区ガザで運営する学校の7割近くがイスラエル軍の攻撃などで被害を受けたと明らかにした。軍は今月に入り、「テロリストが活動していた」として学校や周辺施設を相次いで攻撃。避難先として学校に身を寄せる民間人の犠牲が拡大している。

 イスラエルのネタニヤフ首相はエルサレムで開かれた政府の式典で、イスラム組織ハマスが拘束する人質を奪還するため「圧力をさらに強める時だ」と強調し、さらなる攻撃強化を示唆した。

 UNRWAによると、多くの学校が住民の避難場所となっており、これまでに539人が死亡した。