ガザ南部攻撃で91人死亡、標的のハマス軍事指導者の死亡確認できず

AI要約

ガザでイスラエル軍の空爆があり、少なくとも91人が死亡、300人が負傷。空爆はハマスの指導者を標的とするもので、軍事部門トップの殺害を試みたが確認できていない。

ネタニヤフ首相はハマスの指導者全員を逮捕すると表明。ハマス側は指導者の殺害を否定。

空爆があったマワシ地区は人道地区とされており、多くの市民が負傷。イスラエル軍は空爆現場を公開。

ガザ南部攻撃で91人死亡、標的のハマス軍事指導者の死亡確認できず

Nidal al-Mughrabi Hatem Khaled Maayan Lubell

[カイロ/ガザ/エルサレム 13日 ロイター] - パレスチナ自治区ガザの南部ハンユニス西方のマワシ地区に13日、イスラエル軍の空爆があり、ガザ保健当局当局によると少なくとも91人が死亡、300人が負傷した。イスラエルは、空爆は、イスラム組織ハマスの軍事部門トップで昨年10月のイスラエル奇襲の首謀者とみなすムハンマド・デイフ指導者と別の司令官が標的だとしたが、死亡を確認できていない。

ネタニヤフ首相は会見で、デイフ指導者および別のハマス司令官が殺害されたかどうかはまだ不明とした上で「いずれにせよハマスの指導者全員を逮捕する」と述べた。

ハマス幹部はアルジャジーラTVに対し、デイフ指導者殺害を否定した。

デイフ指導者に対しイスラエルはこれまで7回殺害を試みた失敗に終わっていた。

マワシ地区は、イスラエルがパレスチナ市民に対し退避先に設定していた人道地区だった。病院には子どもや女性を含む多くの負傷者が運び込まれた。

イスラエル軍は空爆現場を上空から撮影した写真を公開。「空爆の場所は、木々やいくつかの建物、小屋に囲まれた開けた場所だった」と説明した。