フランス首相辞任へ 当面職務続行、後任未定

AI要約

フランスのマクロン大統領は国民議会総選挙での敗北を受け、アタル首相の辞任を受け入れる方針を決めた。

アタル氏は首相任免権をマクロン氏に伝えたが、当面は暫定内閣の長として職務を続行し、次期首相の見通しは立っていない。

これにより、アタル氏は26日開会のパリ五輪などを担当することが報じられている。

 【パリ共同】フランスのマクロン大統領は16日、国民議会(下院)総選挙でマクロン氏の中道与党連合が敗北したことを受け、慰留していたアタル首相の辞任を受け入れる方針を決めた。フランスメディアが伝えた。ただ当面は暫定内閣の長として職務を続行し、26日開会のパリ五輪などを担当する。次期首相の見通しは立っていない。

 7日の総選挙決選投票を受け、アタル氏は8日、首相任免権を持つマクロン氏に辞意を伝えたが、マクロン氏は国の安定を確保するためとして、当面留任するよう要請していた。