発見!月に巨大地下洞窟 将来の探査基地として有望 伊の大学などの研究チーム

AI要約

イタリアなどの研究チームが、月に巨大な地下洞窟が存在することを発表しました。この地下洞窟は、将来の宇宙飛行士の基地として有望だとされています。

縦穴が地下洞窟につながっており、月面の「静かの海」に位置していることが確認されています。

地下洞窟の長さは30メートルから80メートル、幅は約45メートルで、地表からの深さは130メートルから170メートルと推定されています。

発見!月に巨大地下洞窟 将来の探査基地として有望 伊の大学などの研究チーム

月に巨大な地下洞窟が存在するとイタリアなどの研究チームが発表しました。将来、宇宙飛行士らが活動する基地として有望な場所だとしています。

 イタリアのトレント大学などの研究チームは15日、月面に200カ所以上、確認されている縦穴の一つが巨大な地下洞窟につながっていると発表しました。

 洞窟につながる縦穴は1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸をした「静かの海」に位置します。

 洞窟の長さは30メートルから80メートル、幅は約45メートル。地表からの深さは130メートルから170メートルと推定されています。

 月面の温度は日中127度まで上がり、夜になるとマイナス173度まで下がると言われていて、研究チームは激しい寒暖差や隕石などから身を隠すことができる基地の場所として有望だと指摘しています。

画像:NASA/GSFC/Arizona State University