鳥インフルエンザ、米国で新たに4人の感染確認
米疾病対策センター(CDC)によると、新たに鳥インフルエンザ感染者4人が確認され、累計感染者は8人になった。
感染者の中で4人は同じ養鶏場の労働者であり、結膜炎や「インフルエンザのような症状」を示している。
感染の拡大リスクは低いとされているが、専門家はウイルスの変異やヒト間感染の懸念を述べている。
【AFP=時事】米疾病対策センター(CDC)は15日、鳥インフルエンザの国内感染者が新たに4人確認されたと発表した。累計感染者は8人になった。
CDCによると、新たに感染が確認された4人は同じ養鶏場の労働者。結膜炎と「インフルエンザのような症状」を示しているという。別の1人についても感染が疑われているが、検査結果はまだ確定していない。
米国では今春、鳥インフルエンザの感染が確認され、家禽(かきん)や鳥類に加えて乳牛への感染報告が相次いだ。
乳牛からヒトへの感染は、4月1日にテキサス州で初めて報告され、その後、ミシガン州で2人、7月初めにコロラド州でさらに1人の感染が報告されていた。
CDCは、感染拡大のリスクは依然として「低い」としている。
一方で専門家は、感染が拡大することでウイルスが変異し、ヒトからヒトに感染するようになる恐れがあるとして懸念を示している。【翻訳編集】 AFPBB News