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エムポックス(サル痘)との戦いはまだ続いている…コンゴ民主共和国で新型ウイルスによる流行が発生(海外)
新型のエムポックスウイルスは「これまでで最も危険」な型であり、世界的な脅威となる可能性があると指摘されている。
コンゴ民主共和国で発生したエムポックスウイルスの新型「クレードIb」はルワンダの国境まで広がり、専門家が懸念を表明している。
こちらの新型ウイルスは死亡率が高く、世界保健当局が警戒を呼びかけている。飛行機による拡散も懸念されている。
![エムポックス(サル痘)との戦いはまだ続いている…コンゴ民主共和国で新型ウイルスによる流行が発生(海外)](/img/article/20240713/6692636b8e9e8.jpg)
新型のエムポックスウイルスは「これまでで最も危険」な型であり、世界的な脅威となる可能性があると専門家が指摘した。
コンゴ民主共和国で発生したこの新型エムポックスウイルスの「クレードIb」は、ルワンダの国境まで広がった。
専門家によると、このエムポックスウイルスは「憂慮すべき」方法で広がっており、飛行機で運ばれる可能性があると述べている。
エムポックスウイルスによって引き起こされる致死性のある新型のエムポックス(サル痘)が急速に拡大しており、世界の保健当局は警鐘を鳴らしている。
ルワンダ大学(University of Rwanda)の講師であるジョン・クロード・ウダヘムカ(John Claude Udahemuka)は2024年6月25日の記者会見で、この新型ウイルスは「すでに知られているすべてのエムポックスの株の中で最も危険であることは間違いない」と述べた。このウイルスは流産や失明を引き起こしていると彼は話している。
2022年に世界的に流行した初期のエムポックス「クレードIIb」と呼ばれる初期の軽症型のウイルスは、最終的にアメリカで3万2000人以上が感染し、うち58人が死亡している。そのため、世界保健機関(WHO)は公衆衛生上の緊急事態を宣言したが、2023年にその宣言は解除されている。
今回の新型ウイルスは初期のエムポックスの突然変異であるため、「クレードIb」と呼ばれている。最初は2023年9月にアフリカ中部のコンゴ民主共和国で発生してから、ルワンダやブルンジ、ウガンダの国境沿いの町に広がっている。
パンデミックを警告するには至らなかったものの、専門家たちはこの新しいウイルスの「クレードIb」が世界的な大流行を引き起こす可能性を危惧している。
「パンデミックの問題は難しい」とオックスフォード大学(Oxford University)のグローバルヘルスネットワーク(The Global Health Network)のディレクターであるトゥルーディ・ラング(Trudie Lang)は会見で述べた。
「我々は今、本当に用心深く、この地域で可能な限り早くこれを食い止めるために動く必要があると考えている」と彼女は語った。
「このウイルスが飛行機に侵入する可能性は間違いなくある」