共和党大会はトランプ氏支持一色 銃撃事件の直後、警備態勢は

AI要約

トランプ前大統領の支持を集める共和党全国大会が開催された際、トランプ氏への投票が続々と行われ、党大統領候補指名獲得が確定した。

トランプ氏が銃撃を受けた事件を受けても強さを見せ、参加者や支持者からは熱い支持が寄せられた。

党大会の警備態勢は厳重であり、参加者や報道関係者による通行や入場の際には厳しい保安検査が行われた。

共和党大会はトランプ氏支持一色 銃撃事件の直後、警備態勢は

 トランプ前大統領の選挙集会で起きた銃撃事件の衝撃の中、15日にウィスコンシン州ミルウォーキーで始まった共和党全国大会はトランプ氏への支持一色に染まった。事件を受け、会場付近では厳しい警備態勢が敷かれた。

 「すべての票を最も偉大な大統領、ドナルド・トランプに投票する」

 各州の代表がトランプ氏への投票を次々に打ち出し、トランプ氏の次男エリック氏がフロリダ州の代議員として宣言すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。トランプ氏が党大統領候補として指名獲得を確実にした瞬間だった。

 トランプ氏は13日、ペンシルベニア州で演説中に銃撃を受け、右耳を負傷した。党大会の会場では、多くの人が負傷した後に立ち上がって拳を突き上げたトランプ氏の姿に「強さ」を感じたと語った。テネシー州から党大会に駆けつけたマックス・ボナーさん(20)は、「トランプは撃たれてもすぐに回復した。彼の持っているエネルギーは止められないし、このまま11月まで突き進むだろう」と興奮気味に話した。

■注目の警備態勢は 参加に不安覚えた人も

 銃撃事件では、警備態勢に不備があったのではないかとの声も高まった。党大会には5万人規模が参加する。当局は、会場周辺の一帯付近は通行止めとし、事前に登録し、通行証を持つ関係者しか入れないようにした。敷地に入る車のトランクの中身を入念に確認。警察犬が1台1台、トランクに近づき、荷物をチェックした。報道関係者も敷地に入る前に厳しい保安検査を受けた。係員がかばんを開けて中身を確認し、カメラなども電源を入れて確認した。金属探知機を通って会場周辺に近づくと、多くの警察官の姿が見られた。