トランプ氏銃撃の容疑者、事件当日に弾丸50発購入 米メディア

AI要約

米東部ペンシルベニア州バトラーで共和党のドナルド・トランプ前大統領が銃撃された事件について、20歳の犯人が事件当日に銃器店で弾丸50発とハシゴを購入していたことが報じられた。

犯人はトランプ氏を半自動小銃AR15で狙撃し、事件後に父親が息子の行方や銃器について警察に連絡をしていたことが明らかになっている。

事件ではトランプ氏が負傷し、聴衆1人が死亡し、2人が重傷を負った。FBIは犯人のパソコンや押収した爆発物の解析を進めている。

トランプ氏銃撃の容疑者、事件当日に弾丸50発購入 米メディア

 米東部ペンシルベニア州バトラーで選挙集会中に共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が銃撃された事件で、米ワシントン・ポストなどは15日、同州在住のトーマス・マシュー・クルックス容疑者(20)が事件当日の朝に銃器店で弾丸50発を購入していたと報じた。同日にはホームセンターで長さ1・5メートルのハシゴも買っていた。

 クルックス容疑者は13日夕、百数十メートル離れた建物の屋上から演説中だったトランプ氏を半自動小銃AR15で狙撃したとみられている。弾丸はトランプ氏を撃つため、ハシゴは建物によじ登る目的で購入した可能性がある。

 FOXニュースによると、連邦捜査局(FBI)は15日、クルックス容疑者のパソコンのほか、車の中から押収した爆発物の解析を進めていると明らかにした。また、NBCニュースによると、クルックス容疑者の父親は事件発生後、警察に電話をして、息子がおらず、半自動小銃も見当たらないと話していたという。

 トランプ氏は事件で耳を撃たれた。他にも聴衆1人が死亡し、2人が重傷を負った。【ニューヨーク中村聡也】