トランプ暗殺未遂事件を起こした犯人は、地元の高校では「学業優秀な生徒」だった

AI要約

トランプ前大統領の集会中に銃撃事件発生、1人死亡2人重傷

トランプは右耳上部を貫通する弾丸で負傷

犯人は20歳の男性で動機は不明

トランプ暗殺未遂事件を起こした犯人は、地元の高校では「学業優秀な生徒」だった

7月13日(土)午後6時15分頃、ペンシルベニア州バトラーで行われたドナルド・トランプ前大統領の集会中に、男性がステージで演説していたトランプに向かって「複数の銃弾」を発砲し、聴衆の1人が死亡、2人が重傷を負った。

演説開始から6分ほどのことだった。会場に銃声が鳴り響くと、トランプは素早く身をかがめ、会場は悲鳴に包まれた。シークレットサービスの護衛を受けながらステージを降りるあいだ、トランプは拳を掲げて聴衆に無事をアピール。銃弾があたった右耳のあたりは血まみれだった。

当時の様子について、トランプは自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」への投稿で「私は右耳の上部を貫通する弾丸で撃たれた。ヒューという音と銃声が聞こえ、弾丸が皮膚を突き破る感覚があったので、何が起きたのかはすぐにわかった」と述べている。

警察当局者によると、銃撃犯とされるペンシルベニア州ベセルパーク在住の白人男性、トーマス・マシュー・クルックス(20)の遺体からはAR-15型自動小銃が回収されている。米紙「ニューヨーク・タイムズ」の分析によると、犯人は8発の銃弾を発射したと見られる。

暗殺未遂を起こした動機はまだ明らかになっていない。クルックスは共和党員として有権者登録していたが、2021年には民主党系の組織に15ドル寄付していたことが判明している。ペンシルベニア州の地元紙「トリビューン・レビュー」によると、ベセルパーク高校を卒業した2022年には全米数学科学イニシアチブから「スター賞」を受賞していたという。

トランプ陣営の広報担当者は、トランプが地元の医療施設で検査を受けたことを発表し、ソーシャルメディアにはニューヨーク近郊の空港に着陸した飛行機からトランプが誰の助けも借りずに降りる様子を投稿した。

月曜日から始まる共和党大会には予定どおり出席するという。