<サッカー>朴智星氏「我々はこのレベルか」 李東国氏「これは違う」 協会を批判

AI要約

韓国代表の次期指揮官に洪明甫監督が選任されたことにより、サッカー界から批判の声が広がっている。洪監督の選出は一方的であり、外国人監督を選出するという立場を変更したことが問題視されている。

多くの関係者が洪明甫監督の選出に失望し、サッカー界の進展に対する不安を表明している。かつての栄光時代と現在の現状との対比から、韓国サッカーの進化に疑問が投げかけられている。

KFAが選出手続きを急いで進めたことにより、サッカーファンや関係者からさらなる非難を受けている。組織のリーダーシップが問題視され、韓国サッカーの現状が批判されている。

<サッカー>朴智星氏「我々はこのレベルか」 李東国氏「これは違う」 協会を批判

大韓サッカー協会(KFA)が韓国代表の次期指揮官に洪明甫(ホン・ミョンボ)監督を選任した後、波紋が広がっている。外国人監督を選任するという立場を突然変更して一方的に洪監督を選任すると、サッカー界から批判の声が出ている。

朴智星(パク・チソン)全北現代テクニカルディレクター(技術理事)は12日、ソウル国立現代美術館で開かれた「MMCAプレー:ジュニアフットサル」行事で「最初に抱いた感情は悲しいというものだった」とし「『私たちはこのレベルなのか』というのが最初の思い」とKFAに失望感を吐露した。また「2つ目は『こうなるしかなかったのか』という残念な思いが強い。最も悲しいのは何一つ確実な答えがないということ」と指摘した。

朴智星氏は「2002ワールドカップ(W杯)を通じて韓国サッカーは大きく変貌し、今後さらに変わっていくという期待感が強かった」とし「ところが現在は『当時と比べて何が変わったのか』という質問の答えをこのように受けている。言葉にできないほどみじめな気持ち」と付け加えた。

相次ぐ批判にもかかわらず沈黙を続けている鄭夢奎(チョン・モンギュ)KFA会長に対しても朴氏は覚悟したように非難の声を高めた。朴氏は「(鄭会長の現状況は)非常に厳しいというのが事実」とし「関連規定がない状態で外部の圧力でどこまでできるかは正直分からないが、会長が自ら選択すべき状況であるのは明白だ」と述べた。

翌日の13日には元KFA副会長の李東国氏が苦言を呈した。李東国氏は自身が運営するユーチューブチャンネルで「最近のイシューに関連して一つの言葉が私の頭の中に強烈に残っている。『法的対応』がそれだ」とし「誰より熱心に努力した人にこうした言葉を使うべきではない」と明らかにした。KFAが最近、監督選任過程の不条理を暴露した朴柱昊(パク・チュホ)戦力強化委員に対して「秘密維持誓約違反」に言及しながら法的措置を示唆したことに批判の声を出したのだ。

こうした中、KFAはさらにサッカーファンの怒りを買った。正式理事会議決を踏まず13日に「書面決議」という便法を通じて理事23人のうち21人の賛成を受け、洪明甫監督選任手続きを終えた。

サッカー界の関係者は「システムをまともに踏まず代表チームを引き受けた洪明甫監督がコーチの選任には『手続き』を強調する姿がおかしい」とし「KFAのリーダーシップと行政システムが一度に崩れ、すべてのことが戯画化される。韓国サッカーの悲しい自画像だ」と指摘した。