「日本も懸念」「クソみたいな状況の再現も」韓国代表の新監督就任を巡るゴタゴタに母国メディアが失望!ライバルから憂慮される状態に悲嘆「怒る世論をなだめる方法は結果だけ」

AI要約

ユルゲン・クリンスマン監督解任後、蔚山現代のホン・ミョンボ監督が韓国代表監督に就任。意向の変更や選定過程の批判があり、不透明な流れになっている。

日本のメディアも不安視し、アジアカップ予選の重要性を強調。成績が重要視され、ファンは期待感を高めている。

ホン監督の成功が韓国代表の将来に大きな影響を与えることが予想され、成績が注目されている。

「日本も懸念」「クソみたいな状況の再現も」韓国代表の新監督就任を巡るゴタゴタに母国メディアが失望!ライバルから憂慮される状態に悲嘆「怒る世論をなだめる方法は結果だけ」

 韓国サッカー界が揺れている。

 ユルゲン・クリンスマン監督を解任して以降、約5か月間に渡って空位となっていた韓国代表の新指揮官が、蔚山現代を率いていたホン・ミョンボ監督に決定した。2014年以来、10年ぶりの復任となった。

 だが、一度は残留の意向を示しながら、シーズン途中でチームを去ったホン・ミョンボ監督と、その引き抜きを図った韓国サッカー協会(KFA)に対し、蔚山のファンから批判が殺到する事態となった。

 さらに、新監督を選定する戦力強化委員会の一員だった元韓国代表のパク・チュホ氏が、ホン・ミョンボ監督に決定した過程が不透明で、外国人監督が候補に挙がっていたにもかかわらず、最初から韓国人監督ありきだったと告発。パク・チソン氏やイ・ヨンピョ氏といった韓国代表のレジェンドたちがKFAに対して苦言を呈す事態となっている。

 また、ホン・ミョンボ監督の下で臨んだ2014年のワールドカップで、1分け2敗に終わった事実も踏まえ、日本のメディアからも新体制を不安視する意見が出るなか、韓国の『Xpors News』は「ホン・ミョンボの就任、クソみたいな状況が繰り返される可能性がある。日本も懸念」と題した記事を掲載。次のように伝えた。

「ホン・ミョンボが韓国代表の指揮官に就任したことについて、隣国の日本も懸念を隠せない」

 同メディアは、「北中米ワールドカップの本選チケットが合計48枚に増え、アジア枠は8.5枠が与えられた。韓国はカタールW杯を含めて10回連続で本選に進出に成功しており、アジア予選は難なく通過すると予想される」としたうえで、こう続けている。

「だからファンの主な関心事は本選での成績だ。去るW杯でパウロ・ベント監督がベスト16進出に成功した。ソン・フンミン(トッテナム)、キム・ミンジェ(バイエルン)、イ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)などヨーロッパで活躍中の選手が多く、16強進出に対するファンの期待感はさらに高まった」

 記事は、「就任が確定した以上、怒っている世論をホン監督がなだめる方法は結果だけだ。しかし、もしグループステージで2014ブラジルW杯の悪夢が再現されれば、ホン監督が迎えることになる帰国道は10年前よりさらに厳しくなる可能性がある」と主張している。

 ライバルの日本からも憂慮される状況を、悲嘆しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部