トランプ氏暗殺未遂「強く非難」 巨大IT幹部ら声明 米大統領選

AI要約

13日に米ペンシルベニア州で起きたトランプ前大統領暗殺未遂事件に対し、巨大IT企業のCEOが暴力を非難し、団結を呼びかける声明を相次いで出した。

アップルのクックCEOやグーグルのピチャイCEO、メタのザッカーバーグCEOのコメントは政治的な中立から一転し、暴力への断固たる態度を示している。

一方、テスラを率いるイーロン・マスク氏はトランプ氏を支持する姿勢を示し、早期回復を祈っている。

 【シリコンバレー時事】「暴力を強く非難する」「団結して強く反対を」。

 13日に米ペンシルベニア州の選挙集会で起きたトランプ前大統領暗殺未遂事件を受け、巨大IT企業の最高経営責任者(CEO)が相次いで声明を出した。

 アップルのクックCEOはX(旧ツイッター)に「早期回復を祈る。この暴力を強く非難する」と投稿。米メディアが「政治的に中立を保つことを好む」と評するクック氏がコメントしたことが、事件の衝撃を物語っている。

 グーグルのピチャイCEOもXに「政治的暴力は容認できず、団結して強く反対しなくてはならない」と投稿。メタ(旧フェイスブック)のザッカーバーグCEOは自社の短文投稿アプリ「スレッズ」で「政治的暴力は民主主義を弱体化させる。常に非難されなければならない」との声明を出した。

 また、電気自動車(EV)大手テスラなどを率いる実業家イーロン・マスク氏はX上で「トランプ氏を(大統領候補として)全面的に支持する」と正式表明し、いち早い回復を願っていると投稿した。