バルコニーの部屋、初公開へ チケットは即完売 英バッキンガム宮殿

AI要約

バッキンガム宮殿のバルコニーが初めて一般公開される。

一般公開は期間限定で、料金は高めだが大人75ポンド。

東棟のバルコニーは王室行事の名物であり、一般公開の見学者はバルコニーには出ることはできない。

 【ロンドン時事】英王室行事の数々の場面に登場するバッキンガム宮殿のバルコニーがある部屋などが、15日から初めて一般公開される。

 8月末までの期間限定で、料金は大人75ポンド(約1万5000円)と高めだが、英メディアによると、4月に発売された今年分の約6000枚のチケットは数時間で完売した。

 初公開されるのは、約5年におよぶ改装工事を終えた東棟と呼ばれる建物。ビクトリア女王時代の1847~49年に増築された。廊下や各部屋では、肖像画などの絵画や陶磁器、家具など数多くのロイヤル・コレクションを見ることができる。

 東棟の中央にあるバルコニーは、チャールズ国王の戴冠式やウィリアム皇太子とキャサリン妃の結婚など王室行事の際に、ロイヤルファミリーが群衆に手を振るシーンで有名だ。バルコニーの正面には、先の訪英時に天皇、皇后両陛下が馬車でパレードされた大通り「ザ・マル」が望める。ただし、一般公開の見学者はバルコニーに出ることはできない。