フェルナンデス米国務次官、中国の産業支援を批判 「不平等な競争の場を作り出している」

AI要約

フェルナンデス氏は中国政府による補助金支援について批判し、過剰生産された製品が安価で海外に輸出される問題を指摘した。

半導体とその材料のサプライチェーン強化に関する日本との協議を強調し、両国の経済安全保障に重要性を置いた。

日米は半導体調達で中国への依存度を下げ、自国産への切り替えを目指している。

フェルナンデス米国務次官、中国の産業支援を批判 「不平等な競争の場を作り出している」

来日中のフェルナンデス米国務次官(経済成長、エネルギー、環境担当)は12日、中国政府による補助金支援で過剰生産された製品が海外に安価で輸出されている問題に関し、「中国の産業政策は(日米の)民間企業やその従業員にとって不平等な競争の場を作り出している」と批判した。都内の在日米大使館で日米メディアの取材に答えた。

フェルナンデス氏は半導体と、その材料のガリウムやゲルマニウムなどの重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強化について日本側と協議。「これは両国の経済安全保障にとって重要な問題だ」と強調した。

日米両国は半導体調達で中国への依存度を下げ、自国産や有志国産への切り替えを目指している。