英スターマー新首相 バイデン大統領ら各国首脳と初会談

AI要約

イギリスのスターマー首相は、アメリカ訪問中にバイデン大統領との対面で合意事項について話し合いました。

両首脳はウクライナ支援継続やパレスチナ国家承認などに合意し、親密さをアピールしました。

バイデン大統領は特に、イギリスとの大西洋をまたぐ同盟を重視しており、スターマー首相のEUとの関係構築を歓迎しています。

英スターマー新首相 バイデン大統領ら各国首脳と初会談

イギリスのスターマー首相は訪問先のアメリカで、首相就任後、初めてバイデン大統領との対面での会談に臨み、ウクライナ支援を継続することなどで合意しました。

今月4日の総選挙でイギリスの新たな首相に就任したスターマー氏は、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席するためワシントンを訪問し、首相就任後、初めてバイデン大統領と対面で会談しました。

両首脳は、イングランドがサッカー・ヨーロッパ選手権の準決勝で勝利した試合について話すなど、親密さをアピール。

さらに、▼ウクライナ支援を継続することで合意したほか、▼パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐり、パレスチナ国家承認によるイスラエルとの「2国家共存」の実現に向けて話し合ったということです。

英・スターマー首相

「英米の『特別な関係』はとても重要です。厳しい状況の中で築かれ、長いこと持ちこたえてきた。今では、かつてないほど強力です」

米・バイデン大統領

「イギリスを大西洋をまたぐ同盟を結びつける、『結び目』として見ています」

バイデン大統領は、スターマー首相がEU諸国との緊密な関係構築を模索していることを念頭に、「イギリスはヨーロッパに近ければ近いほど、大西洋をまたぐ同盟を結びつける『結び目』のような存在になる」と述べ、これを歓迎しました。

また、スターマー首相はウクライナのゼレンスキー大統領とも会談し、「政権が変わっても立場は変わらない」と述べ、支援の継続を約束しました。