ウクライナ6月インフレ率は前年比4.8%、電気料金上昇で加速

AI要約

ウクライナの消費者物価が急速に上昇し、6月には前年比4.8%となった。

電気料金が特に大幅に上昇し、6月には63.6%の高騰が記録された。

電力インフラ攻撃の影響や燃料価格の上昇などが要因とされ、中央銀行は今年のインフレ率を8.2%と予想している。

ウクライナ6月インフレ率は前年比4.8%、電気料金上昇で加速

[キーウ 10日 ロイター] - ウクライナ統計局は10日、6月の消費者物価が前年同月比4.8%上昇したと発表した。電気料金の上昇などで5月の3.3%から伸びが加速した。

6月の電気料金は63.6%上昇したという。

ロシア軍は3月以降、ウクライナの電力インフラに対する攻撃を強化。ウクライナ当局者らは過去4カ月で発電能力の約半分が破壊されたとしており、政府は修復資金調達のため電気料金引き上げを余儀なくされている。

また、企業の発電機使用が増え、燃料価格も上昇。6月は燃料価格が前年比25.5%上昇した。

中央銀行は、今年のインフレ率は8.2%と、昨年の5.1%から加速すると予想している。