バイデン氏の健康状態巡り側近に召喚状、米下院監視委員会

AI要約

米共和党が多数を占める議会下院の監視委員会がホワイトハウスの上級補佐官3人にバイデン大統領の健康状態に関する証言を求め召喚状を出した。

バイデン氏の再選可能性に疑問が生じる中、ホワイトハウス主要スタッフの出席が求められている。

ホワイトハウス側は召喚状を根拠のない政治的演出と批判し、監視委は3人に回答を求めている。

バイデン氏の健康状態巡り側近に召喚状、米下院監視委員会

Kanishka Singh

[ワシントン 10日 ロイター] - 米共和党が多数を占める議会下院の監視委員会は10日、ホワイトハウスの上級補佐官3人にバイデン大統領の健康状態に関する証言を求める召喚状を出した。

ジル夫人の上級顧問を務めるアンソニー・バーナル氏、アニー・トマシーニ大統領首席補佐官代理、アシュリー・ウィリアムズ上級顧問の3人。

バイデン氏は11月の大統領選に向けて先月下旬に行われたトランプ前大統領との候補者討論会で精彩を欠き、再選の可能性に疑問が生じている。

監視委のコマー委員長は「米国民に値する透明性を示し説明責任を果たすにはホワイトハウスの主要スタッフが委員会に出席する必要がある」と述べた。

監視委は「バイデン氏の元側近によると、トマシーニ、バーナル、ウィリアムズの3氏はバイデン氏の周囲に『保護バブル』を築いている」とした。

ホワイトハウスのサムズ報道官は「(召喚状は)根拠のない政治的演出」だと指摘。コマー氏は適切な憲法上の手続きを通じて情報を求めるのではなく、ニュースの見出しを得るために召喚状を武器にしていると批判した。

監視委は3人に17日までに回答するよう求め、7月後半に非公開のインタビューに応じるよう要請した。