米インド太平洋軍を訪問 韓国大統領、29年ぶり

AI要約

韓国の尹錫悦大統領が米インド太平洋軍司令部を訪問し、韓米同盟を強調。

29年ぶりの訪問であり、NATO首脳会議への出席を前に米国との結束をアピール。

北朝鮮とロシアに対する軍事協力の必要性を指摘し、インド太平洋軍の役割を強調。

 【ソウル時事】韓国の尹錫悦大統領は9日、米ハワイ州ホノルルにあるインド太平洋軍司令部を訪問した。

 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議への出席を控え、米国との結束を誇示した。韓国大統領の司令部訪問は29年ぶり。

 大統領府によると、司令部を訪れた尹氏は「皆さんの献身と努力が強力な韓米同盟と韓米日協力、国際社会の連帯を導く真の力だ」と演説。軍事協力を深める北朝鮮とロシアについて「無謀な勢力だ」と批判した。

 インド太平洋軍は太平洋からインド洋にまたがる地域を管轄。在日・在韓米軍を指揮下に置き、核・ミサイル開発を加速する北朝鮮や海洋進出を続ける中国の脅威に対応する。