中国がベラルーシと合同軍事演習 米国で開催中のNATO首脳会議をけん制する狙いか

AI要約

中国が人民解放軍をヨーロッパ東部のベラルーシに派遣し、両国の合同軍事演習が8日に始まりました。

演習には中国人民解放軍の陸軍が参加し、7月中旬まで続く予定で、人質の救出作戦や武器の実弾射撃などの訓練を行う。

ベラルーシは中国との結び付きを強め、上海協力機構への加盟やNATO首脳会議をけん制する狙いもある。

中国がベラルーシと合同軍事演習 米国で開催中のNATO首脳会議をけん制する狙いか

中国が人民解放軍をヨーロッパ東部のベラルーシに派遣し、両国の合同軍事演習が8日に始まりました。ロシアの同盟国であるベラルーシは、中国との関係も深めています。

 8日から始まった演習には、中国人民解放軍の陸軍が参加し、7月中旬まで続く予定で、人質の救出作戦や武器の実弾射撃などの訓練をするとしています。

 演習はNATO=北大西洋条約機構の加盟国であるポーランドに隣接するブレスト市で行われるため、9日からアメリカで始まったNATO首脳会議をけん制する狙いがあるとの見方も出ています。

 ベラルーシは中国とロシアが主導する国際機関の上海協力機構に4日、新たに加盟するなど、中国との結び付きを強めています。