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ヒートドーム現象…全米で猛暑 滑り台76℃ 回転式の橋は膨張して通行不可に
アメリカ西部にヒートドーム現象が襲い、ラスベガスでは観測史上最高の48.9℃を記録。地元住民は涼むために噴水を利用している。
ヒートドーム現象による異常な暑さが全米で約4000万人に影響し、デスバレーでは熱中症で死亡事故が発生。ニューヨークでは猛暑によって橋が破損し、大規模な交通渋滞が発生。
高気圧が上空にとどまり、熱い空気が地表を覆い、熱の逃げ場がなくなることでヒートドーム現象が生じている。
![ヒートドーム現象…全米で猛暑 滑り台76℃ 回転式の橋は膨張して通行不可に](/img/article/20240710/668df05138cbe.jpg)
アメリカ西部を中心に猛烈な暑さが続くヒートドーム現象が、有名観光名所でも発生しています。
カジノの街、ラスベガス。猛烈な暑さが人々を襲います。7日には、観測史上最高の48.9℃を記録しました。
バスケットコートにも公園にも、人っ子一人いません。
滑り台の温度を測ってみると76℃でした。子どもが滑れる温度ではありません。噴水の周りだけは、かろうじて人がいます。
地元住民
「子どもを連れて、よくここに来ています。お金もかからないし、涼むには一番手っ取り早いですから」
ここまでの異常な暑さをもたらしている原因は、ヒートドーム現象です。
上空に高気圧がとどまることで熱の逃げ場がなくなり、熱い空気がまるでドームのように地表を覆っているのです。
その影響は、西海岸を中心に広範囲におよび、全米でおよそ4000万人が猛烈な暑さに苦しめられています。
最高気温が53℃を超えたデスバレーでは、ツーリング客が熱中症で死亡しました。
一方、東海岸のニューヨークでも、暑さのせいで思わぬ事態が起きていました。
連日、猛烈な暑さに襲われるアメリカ。ニューヨークにある回転式の橋では、接続部分が猛暑によって金属が膨張して、一部分が大きく破損して外れてしまっています。
対処方法は、ただひたすら冷やして、膨張した金属が戻るのを待つことのみ。橋はその後、通行が可能になりましたが、周辺の道路では大規模な交通渋滞が発生しました。
(「グッド!モーニング」2024年7月10日放送分より)