英議会下院、女性議員が4割超に 「私が初当選した1987年は…」

AI要約

英下院選挙で当選した650人の議員が初めて顔を合わせ、女性議員は263人で史上初の4割超えとなった。

女性議員は前回の総選挙よりも大幅に増加し、労働党の圧勝がその要因となっている。

英国にはクオータ制はないが、労働党は独自の施策で女性候補者を積極的に推している。

英議会下院、女性議員が4割超に 「私が初当選した1987年は…」

 英下院選挙で当選した650人の議員が9日、議会でそれぞれ就任の宣誓をして、初めて顔を合わせた。議会の当選名簿によると、女性は263人に上り、英国史上初めての4割超えとなった。

 前回19年の総選挙後(220人、33.8%)より、女性議員は大きく増えた。圧勝した労働党の議員412人のうち、190人(46.1%)が女性だったため、全体数を押し上げた。

 英国には、候補者の男女割合を一定以上にしなければならない「クオータ制」はない。労働党は1993年から、特定の選挙区で女性だけを公認する独自の施策を導入していたが、今回の選挙では採用していない。