ルペン、オルバン両氏が共闘 欧州議会に極右新会派

AI要約

ハンガリーのオルバン・ビクトル首相らが創設した極右新会派「欧州の愛国者」がフランスの極右政党「国民連合」を合流して発足。

新会派には12か国の84議員が参加し、欧州議会では第3勢力となる。

新会派の代表にはルペン氏の懐刀であるジョルダン・バルデラが就任し、イタリアのサルビーニ氏率いる「同盟」も参加意向を表明。

【AFP=時事】ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相らが創設した欧州議会(European Parliament)の極右新会派、「欧州の愛国者」が8日、マリーヌ・ルペン(Marine Le Pen)氏が実質的に率いるフランスの極右政党「国民連合(RN)」が合流した上で正式に発足した。

 新会派には12か国の84議員が参加。欧州議会では、中道右派の「欧州人民党(EPP)」、中道左派の「欧州社会・進歩連盟(S&D)」に次ぐ第3勢力となる。

 RNのジャンポール・ガロー(Jean-Paul Garraud)議員は新会派発足に当たりベルギー・ブリュッセルで記者会見し、新会派の代表にはルペン氏の懐刀であるジョルダン・バルデラ(Jordan Bardella)RN党首が就任すると明らかにした。

 新会派は、6月30日にオルバン氏が立ち上げた。ハンガリーの「フィデス・ハンガリー市民連盟」、オーストリアの「自由党」、チェコの「ANO 2011」が即座に参加を表明。これにオランダ、ポルトガル、スペインなどの5党が追随した。

 8日には、イタリアのマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)副首相兼インフラ・運輸相率いる「同盟」も参加の意思を表明した。【翻訳編集】 AFPBB News